痛風情報館

痛風・高尿酸血症の初期症状・原因・食事治療などの情報で、高尿酸血症を改善し痛風を予防しましょう

痛風の鑑別診断

痛風の症状に似ているために、痛風と間違いやすい病気があります。痛風の治療に先立ってきちんと鑑別診断されることが重要です。病気によって治療方法が違うからです。痛風の鑑別診断には関節部の発赤・疼痛・腫脹を伴う病気がすべて対象になりなります。

痛風と間違いやすく鑑別を必要する代表的な病気には、偽痛風、関節リウマチ、細菌性関節炎(化膿性関節炎)、蜂窩織炎、外反母趾、爪周囲炎、変形性関節症(OA)などが挙げられます。腰椎の病気でも足の痛みや痺れの症状が現われることがあります。

自己判断は危険です。病院などの医療機関を受診することをおすすめします。

痛風に似た症状の病気

 偽痛風(軟骨石灰化症・CPPD結晶沈着症)

痛風と同様に偽痛風も結晶誘発性関節炎です。痛風と偽痛風の違いとしては、偽痛風は「関節に蓄積する結晶がピロリン酸カルシウム(CPPD)」「高尿酸血症を伴わない」「結節を生じない」「好発部位が膝」「高齢者に多い」などです。

 関節リウマチ

慢性関節リウマチ:複数の関節が慢性的に痛み、進行すると関節の変形で日常生活が障害される病気です。男性よりも女性に多い自己免疫疾患のひとつです。慢性関節リウマチは、その症状と血清中のリウマチ因子が陽性と認められるなどによって、痛風とは比較的容易に区別できます。

回帰性リウマチ:周期的に発作性関節炎を繰り返す原因不明の病気です。回帰性リウマチは、1つの関節に発赤・疼痛・腫脹を伴う関節炎が突然現われますが、痛風より症状は軽く、通常1日~数日で自然に軽快します。発作を繰り返し、発作の間欠期には無症状です。また、重度の関節の変形はみられず、血清尿酸値も正常です。回帰性リウマチの関節炎は膝・手・手指関節にみられることが多く、痛風の好発部位の足の親指の付け根の関節にみられることは少ないとされています。痛風関節炎に似た症状があるため、高尿酸血症の有無の確認が必要です。

 細菌性関節炎

黄色ブドウ球菌やβ溶連菌などの細菌の感染による細菌性関節炎は、単関節炎で起こることが多く、急速に関節破壊が進行するため、注意を要する化膿性関節炎です。皮膚感染症や関節の手術の合併症としてで起こることがあります。

 峰窩織炎

関節炎ではなく、皮下組織が細菌に感染して炎症をおこす病気です。足の甲に発症すると痛風関節炎と間違われることがあります。

 外反母趾

足親指の付け根の関節が外反変形した状態です。この変形だけでも痛みますが、靴などの圧迫で滑液包炎を起こすと痛風関節炎に似た症状が現われることがあります。

 変形性関節症(OA)

加齢に伴う骨や軟骨の変性による、慢性の関節炎を伴う関節の病気です。突然の激しい痛みを伴う痛風に対して、変形性関節症の痛みは慢性的な痛みで、関節の動き具合で痛みが強くなったり弱くなったりします。膝関節や股関節など大きな関節に出るのが特徴的です。

 - 痛風の検査診断

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