痛風情報館

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痛風と激しい運動

運動は、高尿酸血症・痛風の背景にある肥満の解消や、高尿酸血症・痛風に併発しやすい生活習慣病を改善するといった効果が期待されます。ですが、激しい運動は尿酸値を一時的に上昇させてしまいますから、高尿酸血症・痛風ならば激しい運動は避けて、軽い有酸素運動が良いです。

激しい運動で尿酸値が上がる原因に、運動や代謝といった全ての活動に利用されるエネルギー源であるATP(アデノシン3リン酸)という物質があります。筋肉が動くときには、筋肉にあるATP(アデノシン3リン酸)というプリン体がADP(アデノシン2リン酸)に変わる時に生じるエネルギーを使っています。
通常は、ATPは絶えずTCAサイクルによって再合成を繰り返しますが、激しい運動で筋肉の新陳代謝が活発になると、TCAサイクルが上手く働かなくなってATPを再合成できなくなります。激しい運動で、急激にしかも大量にATPが利用されると、TCAサイクルに不具合が生じて、尿酸が増える原因になります。

また、激しい運動で生じる疲労物質の乳酸が尿酸排泄を抑えることも、尿酸値の上昇の原因になります。加えて、激しい運動で汗をかくことで体内の水分量が減少することも、血液が濃縮される事で尿酸値が高くなる原因になります。
このようなことから、高尿酸血症・痛風ならば、痛風発作を誘発するような運動は避けることが必要ですが、高尿酸血症・痛風であっても適度な運動は必要です。医師の指導を受けるのが賢明と考えられます。

※TCAサイクル:TCAサイクルとは、食事から摂取した糖質・疲労の原因物質である乳酸や体脂肪などを分解してエネルギーに変換するサイクルです。クエン酸回路・TCA回路・クエン酸サイクルとも呼ばれます。

 - 痛風の原因

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